そこには救われる命がある!ありがとう。命を守り守る会

AEDは、救命機器として注目されているが3.7%ほどしから救われないとの残念結果もあり。救われる命 救われない命もありますが、あなた自身の命の響きについて考えます。

その日に限って忘れ物

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部活に明け暮れ、勉強より部活動の事や遊びで頭がいっぱいだった中学生の頃の話です。
私には、2つ年上の兄がいます。何をするにも幼少のころから兄の真似をして育ったからか、
2つ、3つ年上の人がすることや興味のあることがかっこよく見え、部活のサッカーも兄の影響で始めました。
そんな影響を受けやすい中学校1年のある日のことです。
土曜日はお昼までで授業が終わり、部活がたまたまない日がありました。
午前中の授業で体育の授業があり、体操服を持って帰らなくてはいけないのに、
部活がなくいつもと勝手が違い、体操服を学校に忘れて帰ってしまいました。
体操服を忘れた私は、家に帰るとお昼ご飯を食べているときに、親に言われて初めて体操服を忘れたことに気づきました。
次の日が日曜日で、月曜日に体操服を使う予定があったため、取りに行くよう親から言われしぶしぶ学校まで取りに行くことになりました。

先輩の真似でノーブレーキで坂道滑降事故

私が通っていた中学校は少し丘の上に建てられており、地域の緊急避難場所などにも指定されている場所に建っている為、
学校までは坂道を登らないといけないようになっていました。
坂道を下ると、小さな道幅との交差点になっており、あまり車も通らない道路とつながっていました。
そんな坂道の交差点に差し掛かった時、上から猛スピードで2つ年上の先輩が自転車で降りてくるのが見えました。
その時、先輩はノーブレーキで交差点を渡り、すごいスピードで横切った姿がなぜかすごくかっこよく見え、体操服を取りに行った私は帰りに真似をしようと思い立ちました。
今までその交差点は車が通ったところはあまり見た事もなく、何よりノーブレーキで降りる姿がかっこよくて、真似したい衝動にかられた私は好奇心に理性を失われていました。
体操服を取り終えた私は、先輩の真似をするため坂道をノーブレーキで下り始めました。
結構なスピードが出ていましたが、そのままノーブレーキで交差点に差し掛かった時、ちょうど同じタイミングでノーブレーキの軽自動車が、
交差点右から侵入し、私は自転車ごと10メートルほど吹き飛ばされました。
ぶつかった瞬間の記憶は全くありません。気が付いたときには両足が動かず、上半身を起こし両手で足を引きずるようにして這いつくばり、
頭から大量の血を流し泣き叫んでいました。
奇跡的にも、その後2週間ほどで足も動くようになり、頭の傷も癒え、今では全く後遺症もありません。

一瞬の油断で大きな事故に

小学校上がりたての私は、まだまだ物事の分別ができておらず、ノリやかっこよさなどで行動に起こす年頃でした。
軽自動車のフロントガラスは粉々になっていたそうで、病院で言われたのは、あと一回でも頭を打っていたら死んでいたと言われ、今でもゾっとします。
今では子供を持つ親になり、子供が思春期に考えたり、行動することは意外と大きな理由なく、大変な行動をおこすことが身をもって分かり、
自分の子供に教訓として伝えて、見守っていきたいと思っています。