そこには救われる命がある!ありがとう。命を守り守る会

AEDは、救命機器として注目されているが3.7%ほどしから救われないとの残念結果もあり。救われる命 救われない命もありますが、あなた自身の命の響きについて考えます。

車は急に止まれません

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胸騒ぎを感じた留守番電話

夜の仕事をしていた時の話しです。毎日のように職場ではもちろん、仕事帰りにも行きつけのお店で飲むことが多く、どうやって家に帰ったのかすら覚えていない日もありました。
ある日、いつものように勤務後も飲んで深夜2時頃に帰宅しました。
固定電話に留守電が入っていたので確認してみると、友人からメッセージでした。
いつもと違う緊迫感のある友人の声に胸騒ぎを覚えました。泥酔状態だったにも関わらず、私はいくらかの現金を持って家を飛び出しました。

人も車もなかったはずの国道で

とにかく、一刻も早く行かなければと、自転車で5分程の友人宅へ向かいました。
国道沿いに出た時、赤信号だったので一旦止まって信号待ちしていましたが、待ちきれずに左右を確認して赤信号を渡りました。深夜だったので車は一台も確認できなかったのですが、信号を渡りきる直前、どこかから左折してきた車に跳ねられてしまったのです。
直後のことはよく覚えていませんが、「逃げるな!」「救急車を呼べ!」などの声が聞こえました。
あまりの痛さに目を醒ますと私は病院の手術室で処置されていました。数ヶ所を縫う処置をされていましたが、泥酔だったため麻酔は効かず叫び、暴れて医師には「そりゃあこんだけ飲んだら麻酔も効かんわ!」と怒られました。

急がば回れ、信号は青になってから

私は全身打撲と擦り傷、合計5針の切り傷で全治一ヶ月でした。
後日、巡回の際に医師から説明を受け驚愕しました。もし泥酔状態でなかったら私の命はなかったと。
もし素面状態での事故であれば全身骨折だったと。泥酔状態で体が柔軟だったため全身打撲で済んだと。
痛い思いをしたけど、奇跡だなと思いました。
しかし、ほんとにあの痛みは二度とごめんなので二度と信号無視はしません。どんなに急いでいても点滅の青信号も渡りません。自転車も、常に足で止まれるぐらいのスピードで乗るようになりました。
痛ましい事故のニュースなどを見るたびに、「他人事じゃないよ」と子供達に言い聞かせています。